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【電源が入らない】故障したドライブレコーダーを修理する方法

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昨今の防犯意識の高まりでドライブレコーダーを搭載する車が非常に多くなりました。

最近では駐車中の監視を行い、当て逃げ対策ができる物や

前後同時に撮影、360度同時に撮影等ができるハイスペックモデルも出てきました。

やはりもしもの事故の時のために、物的証拠が残るのは非常に有利に物事を進めることができます。

しかし、そんなドライブレコーダー…めちゃくちゃ壊れやすいのはご存知でしょうか。

しかも、壊れ方は大体一緒です。

本日はドライブレコーダー全般に頻発する故障原因と修理方法をツラツーラと解説します。

ドライブレコーダーの電源が入らない!好発する故障原因は

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ドライブレコーダーは決して安い買い物ではありません。

大手有名メーカーのものを買えば2-3万円はします。

加えてそこに取り付け工賃が発生するとさらに高額になります。

そんなドライブレコーダーですが、大体2年ほどで電源が入らなくなることが多いのはご存知でしょうか。

使い方にもよりますが、長時間運転する人や駐車モードを使用し

駆動時間が多いほど壊れるのは早いようです。

その故障原因の大半を占めているのが
「リチウムイオンバッテリーの膨張」です。

ドライブレコーダーは通電方式が前時代的な仕組みのようで

電源供給は内蔵のリチウムイオンバッテリーを介して行われているようです。

こうすることでエンジンが停止し、電源供給が絶たれてもしばらくは内蔵バッテリーで

駐車監視を続けられるようになります。

だいたいのドライブレコーダーはそのような仕様になっていると思います。

そんなリチウムイオンバッテリーが膨張し、充電も通電もできなくなったら当然

電源供給に対してただの「抵抗」となってしまうため

電源は入らなくなってしまいます。

これがドラレコの電源が入らなくなる仕組みです。

このやっかいな構造のため、リチウムイオンバッテリーを取り除いても

構造上、リチウムイオンバッテリーを介さないと給電できないため

ノートパソコンのようにバッテリーを外しても電源は入らないようです。

(ここからは小言ですが…なぜ大手PC家電メーカーはドラレコ事業に参入しないのでしょうか…頑張ってもケンウッド止まり、そんなケンウッドも構造としてはかなり原始的です。USB type Cが出て、給電能力やもろもろのスペックがかなり上がっているのにも関わらず、どのメーカーもいまだにMini USB端子を採用…micro USBですらない。もはやそんなケーブル売ってないよ…)

なぜバッテリーは膨張するのか?

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これはおそらく、ドライブレコーダー特有の使用条件に由来する問題でしょう。

ドライブレコーダーは車内に取り付ける物です。

2018年の猛暑は40度超えを連発するなど異常気象が続きました。

そんな時、車内の温度は60度を超えます。

小学生が車内でゆで卵を作れるかどうか自由研究をしていたそうですが

見事作れたそうです。完熟カッチカチのやつが。

そんな過酷な環境下にバッテリーを放置しておけば

通電している云々に関わらず、熱がかかり膨張するのは誰が考えてもわかります。

やはりこれはバッテリーの宿命上、避けられそうにありません。

そんなこんなもあってドライブレコーダーはすぐに故障してしまうのです。

保証期間内なら直せるのでは…!?

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そう、保証期間内であれば直せます。

ドラレコの箱、説明書、購入店の印鑑が押された保証書を持っていればですが。

…大体の人は捨ててしまいますよね。

そしてその保証期間というのにトリックがあります。

大体のドライブレコーダーの保証期間は「購入後1年間」です。

リチウムイオンバッテリーが熱膨張して使えなくなるのは大体ワンシーズン夏を超えて1年以上たってからが多いような印象を受けます。

…そうです、ちょうど保証が切れたころに壊れるのです。

これはメーカーが狙っているかどうかはわかりませんが、絶妙なタイミングで壊れます。

修理見積をとってもかなり高額になることが多く

多くの人は買い替えを迫られるのでしょう。

なんだかこのサイクルは買い替え促進のためのサイクルになっているような気がするのは

私だけではないはずでしょう。。。

ドライブレコーダーの直し方

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メーカー保証も切れて、直すのにも高額…

これを機に買い替えちゃおう!なんて方、どうせそれ捨てるならダメ元で直してみましょう。

冒頭に申し上げたようにドラレコの構造はかなり原始的です。

プラモデルが作れる男性であれば簡単に直ります。

だいたいのドライブレコーダーの構造は一緒なので、今回紹介する機種以外でも

応用が効けば直せる可能性大です。

※方法の解説はしますが、あくまでも分解等は自己責任でお願いします。

今回修理するもの

KENWOOD DRV-610

2年前に購入。当時、盗難の非常に多くあったアメ車に乗っていて

常時駐車監視モードが欲しくてオプションケーブルも一緒に買ったこの機種。

暑い夏が終わったある日を境に全く電源投入がされなくなりました。購入後、丁度2年経過していました。

分解

どのみち保証期間は過ぎており、有償修理に出すくらいなら新しいものを変えてしまうので、取り外して早速分解してみました。

分解はプラスドライバーが一本あればできます。

私は自作PCやiPhone分解用ののドライバーセットを使用しました。

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ねじを外して抉るだけで外れます。液晶と基盤がフラットケーブルでつながっているので注意。

<分解方法>

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ドラレコ上部にある保護ゴムカバーをコジって外すとねじ穴が出てきます。

このねじを外します。

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画面と本体に傷がつかないように図の位置にマスキングテープを貼ります。

その後、本体と画面の隙間にマイナスドライバーを差し込んでコジってパかっと開けます。

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図の内部ねじを三か所外します。

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画面と基盤を分離させます。

図の位置の絶縁テープを取って、コネクタを引っ張って外します。

差し込み式です。先に基盤のカバーを引き起こして引っ張ると抜けます。

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基盤を背面と分離させます。

USBコネクタが引っかかって抜きにくいですが、プラスチックを少し浮かせながら基盤を引き抜くと外れます。

そして背面と基盤をつないでいるケーブルも引っ張って外します。

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裏返すとようやくリチウムイオンバッテリーのお目見えです。

眼で見て分かるくらい膨張しています。これではだめですね。バッテリーが膨張するのはiPhoneでもなんでも同じです。

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リチウムイオンバッテリーを浮かして固定ねじを二か所外します。

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バッテリーが止まっているコネクタを引っ張って外します。

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取れました。

これの互換サイズのバッテリーと交換します。

サイズは

36mm(横幅)×18mm(縦幅)×8mm(膨張後の厚さ)

3.7V 240mA 0.89Wh

でした。

電池容量はいいとして、同じ出力のリチウムイオンバッテリーを用意します。

<修理方法>

上記同様のバッテリーをAmazonで見つけました。

サイズ的も電圧もばっちり。

容量が若干大きいですが、それだけ充電容量が増えるだけだから大丈夫です。

以下、バッテリー入れ替え作業で使用する物品です。

  • 半田ごて(40Wくらい)
  • ハンダ
  • ピンセット(100均とか薬局に売っている先が曲がっているやつ)
  • 小手台
  • 小手クリーナー(あると便利)
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届いたバッテリーはこちら。

膨張したバッテリーより少し小さいのでサイズ的には問題ありません。

この基盤を外して元のリチウムイオンバッテリーの基盤を流用します。

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このぺらっとしている部分に半田ごてを当てて基盤を取り外します。

外した際はハンダ付けされているプラス極とマイナス極を間違えないようにしてください。

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こんな感じで作業していますが、ただのカッティングマットのためよくマットを焦がします。

こんな作業マットがあると便利です。

あとは元通りの手順で戻せばおしまいです。

起動確認

それでは起動確認です。

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無事に電源が入りました。

変えたばかりのバッテリーは充電されていないので

急ぎであればUSB充電器での充電をしてください。

端子はMini USBなのでお間違えなく。

充電が完了したので車載しました。

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駐車監視モードですがばっちり動くようになりました。

これでまたあと2年は持たせます。

有償修理の費用

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ちなみにこの作業、有償修理で行うと

  • 部品代:2600円
  • 工賃:3000円
  • 送料:往復分

6000円以上かかるとのことです。

※KENWOODに問い合わせました。

そりゃ新品買いますよね。

この作業の中学の技術家庭科レベルの作業が3000円とは参った!

パーツ代はアマゾンで買えばこんなに安いのに。

DIY好きで直してみたい節約家の方、ぜひトライしてみてくださいね!

ドライブレコーダー、今や必須ですよ!

ドライブレコーダーは2カメラがおすすめ

やはり今買うなら360度周囲録画可能モデル前後カメラセットモデルがおすすめです。

結局、昨今のあおり運転対策に効果を発揮するのは後方カメラです。

前方カメラだけでは意味がありません。

また、追突事故の多くは「追突された側」の物的証拠が必要です。

私は結局直しましたが、実は後方用にもう一台車載してあります。昔は2カメラの機種はほぼなかったため、仕方なく2台つけていました。

折角直しましたのでこのまま使いますが、前のみしかカメラのない旧機種を使用している方はこれを機に買い替えてもよいのではないでしょうか。

ドライブレコーダーの大手といえば

  • コムテック
  • セイワ
  • ケンウッド

の三社です。サポート体制もしっかりしていますので、どのメーカーも買って損はないと思います。

360度撮影モデル

残念ながらケンウッドは360度モデルは出していません。

360度カメラの一番のメリットは側方からの衝突を記録できるという点です。

デメリットとしては、フロントガラスに取り付けたカメラで後方を撮影するため、後方は車内を介してでないと撮影できなず、不明瞭になる場合がある点です。

前後カメラ搭載モデル

ケンウッドのみ重大事故によって電源供給がストップしてしまった場合録画をすることができるスーパーキャパシタを搭載しておりません。

3社ともに別売りケーブルを使用すれば停車中でも録画を継続することができます。

ただし、セイワのみ「常時録画」ではなく「モーションセンサー」となっているため、当て逃げの際にのみ記録できるという仕組みになっているので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

いざというときに備えてドライブレコーダーは是非用意しておきたいものです。

一番は自己なく安全運転で、ドライブレコーダーを使わないことなのでしょうけども。

安全運転!無事故で楽しいドライブを!

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